「Make a little space, Make a better place」
華のゆんたくさんぽ
第18回は
「Make a little space, Make a better place」
をお届けします。
毎週木曜日にラジオを発信して
来月で3年目を迎えようとしています。
継続は力なり、でしょうか。
初めはおしゃべりは難しいな…なんて四苦八苦しながらも、楽しい仲間たちに囲まれ助けられて続ける事ができました。
元々は、黒柳徹子さんの「徹子の部屋」に憧れて、いつか私も「華の部屋」を持ちたいなぁ…
という願いがラジオを始めるきっかけでした。
沖縄市にあるオキラジさんにお声がけいただき、初めの1年は「華みきのあしびなー」という番組。
そして、2年目からは、
沖縄の誇る世界自然遺産やんばる地域に関わっていきたいという思いから
名護市のFMやんばるさんに移り
「華のときめきラジオ」という番組を続けています。
沖縄の自然と文化の発信を主に、
日本各地からも旬な自然の話をお届けしています。
また、あしびなー時代もときめき時代も継続してきたコーナーが「華の部屋」です。
毎月1回第3木曜日にゲストをお呼びして
自然や地球環境のこと、芸術・文化、食、音楽の話、ゲストのライフスタイルなどを伺っています。
この時のゲストのお話の素晴らしさは毎回唸るばかりですが
(アーカイブから、ぜひ聴いてみてください…!)
音楽好きの私が密かに楽しみにしているのは、
ゲストの選んだリクエスト曲2曲。
毎回、「あぁ、この方はこんな想いがあるんだなぁ…!」とその人らしさにほっこりする瞬間でもあります。
そんな日々を過ごしながら、ある日ふと、私の一曲ってなんだろう?と疑問が浮かびました。
私の意識を変えた一曲は
Michael Jacksonの
「Heal the World」(1998)です。
この曲は、本当にもうすべてが好き!!!なのですが、なんといってもそのメッセージ、歌詞が素晴らしいのです。
冒頭はこんな台詞で始まります。
「Think about the generations and say that we wanna make it a better place for our children,and our children’s children,so that they, they, they know it’s a better world for them, and think, if they can make it a better place…」
「世代について考えてみる。
「私たちの子供たち、そしてその子供たちの子供たちのために、より良い場所にしたい。」と言ってみる。
すると、それは、皆にとってより良い世界であることがわかるだろう。
そして考える、皆がより良い場所にする方法をもしできるなら…」
人類愛を謳った歌ですが、これは人間だけでなく、地球上のすべての生き物に繋がることだなと当時私は雷に打たれたように
「凄いことだ!!!!!!」と感じました。
私は現在、ライフワークとして自然関連の活動をする時に、自然保護活動家を名乗っていますが、正直なところ、活動家とつくものに対しては嫌悪感が強かった過去があります。
過激な行動や主張の一方的な激しさ、他人の意見を聞き入れないこと、それらの語る正義とは?
信じるものの為に、対立や矛盾が生まれている様子には、正直なところ疑問しか浮かばないなと思っていました。
また環境活動家で、活動に傾倒するあまり、地球を憂い、鬱病になり、自死を選んだ先人たちもいます。
どうして、良いことをしたくて始めたはずなのにそういう事になってしまうんだろう…
そんなことを考えていた私に、この曲の
「Make a little space, Make a better place」
小さくてもいいから、良い場所にしていこう。
というメッセージが強く響いたのです。
環境問題も様々な長い歴史がありますが、
時代時代によって、よりよいやり方を模索しながら声を上げてきた先人がいます。
1人で変えられることの範囲はそれぞれですが、
もし地球上のすべてのひとが、
まずは自分自身の身の周りから、その場所、関わる人たちとの愛をベースに大切に広げていけば、解決は早いはず…
そんなことを思い、
「それぞれの人が
自分でできることをまずやってみる」
そのきっかけ作りの為に
自然保護活動家として「自然と共にあること-身近な自然を大切に次世代へ美しい自然環境をつなぐ」ことをライフワークに
ドキュメンタリー映画の制作などをするようになったのでした。
現在のような活動に至るまでは、10数年秘めた想いを抱えていましたが、
私を変えた一曲は、後々まで自分の芯となり、真となって今も支えてくれています。
さぁ、また聞こうかな。
皆さんの「私を変えた一曲」は何ですか?
それではまた、来月!どうぞ、素敵な夏をお迎えくださいね!