はじめまして樹(タツキ)です
Contents
目次
- プロフィール
- 自分の価値観を大きく変えたフランスでの生活
- 日本への帰国後
- ブリコラージュとの出会い
- 必要なことは『自分ごと化』と『ユーモア』
- これから
プロフィール
”ありあわせをデザインして社会の足らないをまかなう”を日々テーマに生きています。
1995年に兵庫県の日本海側に位置する『豊岡』という自然豊かな街で生まれました。
僕の名前「樹(たつき)」の由来は父がどうしても「たつき」という音で名前をつけたかったらしく、そこで一文字でたつきをあらわす『樹』を見つけたそうです。また意味のうえで樹木のような太く大きな人間になってほしいという願いを込めて僕の今の名前につながっているらしいです。
アウトドア好き
- スノーボード
- サーフィン
- サッカー
- サイクリング
- キャンプ
簡単な肩書き
- 大学院生(Food Politics and Sustainable Development)
- 地域おこし協力隊(豊岡市)
- 食品ロス研究 / まかない屋(食品ロス対策の探求、廃棄野菜の使い道を開拓など)
- 個人事業主
自分の価値観を大きく変えたフランスでの生活
自分を大きく変えた出来事はいくつかありますが、特に大きなきっかけとなったのはフランスでの経験とフランスで会ったひとたちです。2014年の初めてのフランス語学留学、2016年の交換留学、2018年から1年間は仕事、2019年から去年の6月までは大学院と合計4年と少しフランスで過ごしました。そこでの経験が自分にとっての大きなターニングポイントになりました。
フランスで学んだ環境のニューノーマル
フランスの環境省は今年2022年1月から、果物と野菜類の包装にプラスチック類の使用を禁止する政策をプラスチックごみ削減の一環として発表しました。2021年2月施行の法律のもと、この1月からプラスチック包装なしでの販売を義務付ける品目リストを公表。対象はナス、トマト、リンゴ、バナナ、オレンジなど約30品目で、カットフルーツや傷みや崩れやすい果物・野菜は当面包装で販売はできますが、2026年6月末までに段階的に全廃することになっています。
法律や政策だけでなくフランスにはZero Waste のコミュニティが非常に多く存在し、2018年当時自分とルームシェアをしていた友達も、非常に環境意識が高くコンポスト作りやオーガニック石鹸作り、またプラスチックフリーな生活をしていたので僕もそこからたくさんの影響を受けました。またフランスにはどの街にもオーガニックショップや直売のマルシェがあり、僕は量り売りのお店(バルクショップ)にもよく行っていました。
日本への帰国後
日本に帰国してからよりショックを受けたことがあり、それは「使い捨て」や「個包装」の多さです。2回目3回目と使える袋ではなく1回きりで捨ててしまう物やパッケージが本当に多いです。日本においてそれが『当たり前』として定着してしまっているからこそすぐに変化を起こすことは難しいですし、変えるには時間はかかりますが小さいとこから、ができるところから変えていくことで消費者ひとりひとりの『当たり前』は変わっていくと僕は思います。
そこで僕はZero Waste に向けた取り組み、食品ロス削減、プラスチックゴミ削減の活動での取り組みを自分からはじめました。具体的には日々の活動を通して人に言う前にまずは自分から変えないといけないと考えプラごみを極力出さないようにする生活(マイボトル、マイバッグ、カトラリー類などの持参)や、週2回の市内のゴミ清掃ウォーキング、コンポスト作り、地産地消をするため直売所や農家さんから直接野菜や食材を購入するなどしています。
また農家さんのもとで週1でお手伝いをさせてもらっています。
実際に自分が普段食べているものがどのようにつくられているのかを日々学べていて、毎回が新しい発見ばかりです。そして今まで自分がいかに食の内実を知らずに食べていたかすごく痛感させられています。
ブリコラージュとの出会い
僕の大好きな考え方であるブリコラージュ
定義としては『あるものでなんとかする』『ありあわせを楽しむ』です。
大量生産大量消費、そして大量廃棄の社会だからこそ
いまもちあわせている『もの』、今直面している『こと』、周りにいる『ひと』
に再度焦点を当ててそれらで何ができるか、どう料理できるかをデザインする力が試されています。
自分はそんな意味をもっている『ブリコラージュ』の考えや定義を様々なものに置き換えて日々の生活に落とし込んでいきたいです。
必要なことは『自分ごと化』と『ユーモア』
Zero Waste の環境活動家であるAnne-Marie Bonneauさんの言葉です。
“We don’t need a handful of people doing zero waste perfectly. We need millions of people doing it imperfectly.”
『必要なことは少数の人々が完璧にゼロ・ウェイストな生活を行うがことではありません。不完全ながらも何百万人もの人々がそれぞれZero Waste に向けた行動をする必要があるのです』(by Anne-Marie Bonneau)
完璧でなくていいからそれぞれが無理なく日常に取り入れられる環境保護活動やそれに繋がる行動が大事でありできることや得意なことは人それぞれです。僕は日々この自然に囲まれた豊岡でサステナビリティに関する活動を続け、今後は地元の農家さんや企業さんと外部連携したプロジェクトやコンサルティング、持続可能で循環型なコミュニティ形成に向けた地域のデザインなどを行なっていくつもりです。
『自分ごと化』を広めていくには『ユーモア』は欠かせません。
確かにデータや数字などは非常にロジックでわかりやすいですがやはりひとに伝えようと思ったら、頭で理解できる言葉を使うだけでなく心にささるような伝え方をしなければいけません。だからこそ自分は真面目になにかを伝えることと『ユーモア』を交えて伝えることのどちらも必要だと考えています。
下の動画は一見ふざけているように見える動画ですが、その中に伝えたい『メッセージ』があります。
Youtubeやラジオなどを通して今後も様々なことを発信していきますのでぜひチェックしてください。
これから
今後はここ豊岡で地域に密着したサステイナブルなコミュニティづくりや食品ロスのリサーチなどを続け『ありあわせ』を体現するためにも「すぐに新しいものを買うのではなく、あるものを活かしてゴミを減らす」ライフスタイルの実践を自分からそしてそれを外に発信していくつもりです。
「サステイナブルなライフスタイル」をすすめていくvhu90方法としてコンポストづくり、Zero Waste Shop、地域のHubづくりなど様々なことに挑戦していくつもりです。またまかない屋として様々なひとと一緒にプロジェクトを進めていくつもりですし、こうしてCOCOLのメンバーとして活動できることに感謝をしながら毎日活動し、全力で楽しんでいきたいと思います。