ソウルフード
みなさん、こんにちは!
華のゆんたくさんぽ
第14回目のコラムは「ソウルフード」をお届けします。
旅暮らしが長くなると
無性に食べたくなるものがある。
ソウルフードといえる食べ物があるとすれば、
それは私の場合は餃子。
その昔、私の祖父は中国に仕事に行っていた。
その際に、現地の人から習った餃子の作り方を、結婚した祖母に教えこみ
その後は私の母が義母から教えられ、私や妹たちへと
現代まで繋がる我が家のソウルフードとなった。
「そろそろ餃子食べたいね。」
といって餃子を食べるために集まる家族。
それが我が家。
具材は白菜やニラ、春雨、ほんの少しの合い挽肉を使った野菜の多い餃子。
おしゃべりしながら、皆で餃子を包む。
餃子はなぜ包むのだろうとその昔、調べたら、
福を包み込むことでみんなが一緒になって幸せになろうという想いが込められているそうだ。
そんなこととは知らずに当たり前のように包んでいたけれど、
和気藹々と包む時間は確かに幸せだ。
餃子専用の鉄鍋で、母が必殺の焼き技を炸裂すると、
あーら、素敵!香ばしい餃子ができる。
出来上がった焼き色を見て
「これは!!!♡♡♡」とか
「んー、イマイチかも。」とか
一喜一憂してむしゃむしゃ食べていく。
満たされ、ほっこりする瞬間。
餃子愛。
これぞ、魂の味。
そんな私は、余所でも、みんなと一緒に餃子をつつくとたちまち家族のような気持ちになってしまう。
ソウルフード、皆さんのは何でしょう?
あぁ、また餃子が食べたくなってきたなぁ。
今月はたわいない食の話でした。
3月も素敵な日々でありますように!