ムーンプリズムパワー!

8月も最終週。

皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

第8回の「華のゆんたくさんぽ」は

「ムーンプリズムパワー!」をお届けします。

皆さんは夏休みはどのようにすごされましたか?

私は現在、長めの夏休み中、今月はゆるりと壱岐島からお送りします。

壱岐島は四方を海に囲まれ、長い歴史の中では、隣国からの貿易の中継点ともなった場所です。

島の多くが玄武岩による台地でできており、険しい海蝕による断崖が特徴的。

周辺には海中公園が多い、お隣にはツシマヤマネコで有名な対馬もある、国立公園に指定されている島でもあります。

見るべき自然も沢山あるのですが…休暇では、日頃、拠点をおく沖縄とはまた違った雰囲気の海に日々癒されています。

私の休むことというのは

日常と違うリズムで過ごすことや

とにかくぼーっとすること

何もしないことです。

こんな時、本当に自然界の有り難みを感じます。

砂浜で、軽く目を瞑って潮騒の音を聴く。

砂のあたたかさ、柔らかさに足の裏から感覚を呼び覚ます。

海に飛び込んでぷかぷかと浮いているだけで

身体のつまりやズレが自然と治っていく。

こんなリズムで、自分を整えていくとき、

本当に自然への感謝の念が湧いてくるのです。

東洋医学では自然と人は相似関係にあると定義されています。

中国最古の医学書「黄帝内経」には『天と地にはその巡り方に法則がある。その天光(太陽・月・星)に合わせるべき』と2000年前に既に書かれています。

日頃、オフィスの中、冷暖房が完備された場所にいては五感も鈍ってくるかもしれませんが、

本来の私たち人間は実は、2つの体内時計を持っていると言われています。

その一つは月のリズムです。

60~70%が水分でできている人体は、潮の満ち干きなどと同じように月の引力の影響を受けていると言われています。

諸説はありますが、赤ちゃんが生まれてくるのは満月の時が多いという話を聞いたことはありませんか?

また人間だけでなく、多くの海生動物の生態は、24時間周期ではない複数のサイクルと密接に結びついているとされています。

潮の満ち引きの周期は、生物の摂食や行動パターンに1日の中で何度も影響を与えています。

その影響はさらに1カ月周期のサイクルという場合もあり、生殖行動が30日前後の間隔に従って行われている場合もあります。

この原稿を書いている今日はちょうど新月。

この2週間ほど、潮の満ち引きのリズムから月のリズムを感じていた私は、今夜の月のない夜の海の散歩を楽しみにしています。

「自然保護活動家です。」と名乗ると、時々、全時代の遺産?から、「過激なことするんじゃないの?」などと煙たがられたりしますが、

「人間は自然の循環の一部、

自然の影響からは逃がれられない存在である。」という認識を丁寧にお伝えしています。

自然と共にあることが、最も大切であるという意識を持つことで、見える世界全てが変わってくるのではないかなと。

そんなささやかな気持ち、でも情熱を持って取り組んでいます。

美しい自然環境を未来へ繋ぐために。

でも、本当は皆さんの心に潜む、自然への愛を、少しだけ思い出してもらえれば、活動家なんていらなくなりますね。

いつも意識できなくて、満ち欠けのように気持ちに波があっても!いいんじゃないかな。

そんなことをつらつらと考える日々。

束の間の休暇中、話はまとまりませんが、休暇ゆえ、ゆるんだ私をどうぞ、お許しください!

月の満ち欠け、月のリズムを少しばかり意識しながら、来月は美しい中秋の名月をお迎えしたいものです。

ムーンプリズムパワー!メイクアップ!

それでは、また!