山梨古民家カフェの監修をしました

こんにちは!コーヒー王子こと、しょーへいです。

COCOLに寄稿させていただくのはとても久しぶりですね。
最近はカフェアドバイザーとしてコンサルタントのお仕事なんかもさせていただいております。

今回はご縁をいただき、とある古民家カフェのお料理やコーヒーをプロデュースさせて頂きましたので、その話をさせて頂きたいと思います。

ご依頼をいただいたのは山梨県富士河口湖町で築150年以上の由緒ある古民家・旧なかむら邸の再生プロジェクト。インバウンドの方たちが多いエリアでもあり、日本の伝統家屋で日本らしい料理や甘味を堪能できるカフェと、さまざまな作家さんの作品を購入できるショップ、そしてワーケーションにも活用できるコワーキングスペースからなる2階建の家屋です。

このカフェ部分のコンサルタントとして、目的やご希望を伺いながらレシピを作成したり、厨房機器や食器の選定、オペレーションのアドバイスなどをさせて頂きました。

千葉在住の僕は基本的にオンラインでアドバイスさせていただく形ですが、立ち上げの支援ということで実際に現地に行かせていただいた、というところからレポートさせて頂きます。

実は山梨県は人生初の訪問でしたが、景色の美しさに驚きました。美しい湖畔の先に雄大な富士山を望む絶景に圧倒されました。静岡側からしか見たことがなかった富士山は今までのイメージよりも大きく迫力を感じました。見る場所によって見た目や印象が違うため、山梨側から見る富士を「男富士」、静岡側は「女富士」というのだと、現地の方から教わりました。

自然あふれる富士河口湖町は空気も住んでいて、車を走らせている時から上機嫌だったのですが、クライアントの古民家に到着してまた驚きました。まるで教科書や博物館で見るような厳格な風貌、古き良き日本の風景がそこにありました。

実物を前にして玄関と庭を見渡して、こんな素晴らしい場所で仕事ができるんだと心躍りました。事前に見ていた写真では伝わっていなかった感動が押し寄せてきたような感覚、クライアントがこの古民家を残し、活用したいと考えた理由はこれだったんでしょうね。

と、ここまでただの観光客みたいなことばかり言っていますが、今回現地を訪れた大きな目的は料理の写真撮影でした。オンラインで構築したレシピとプレーティングを現地の環境で実際に表現するという、緊張とワクワクのお仕事です。

古民家のキッチンであるためプロ用の厨房設備とは違うため、動線やオペレーションも確認しながら調理を進めていきます。明るいうちに全ての撮影をしなければならなかったため時間との勝負ではありましたが、なんとか無事に終えることができました。

お重ランチ

スイーツ

ドリンク

作ったものは全て味見も兼ねて皆さんに食べて頂きましたが、どれもご好評頂きほっとしました。

撮影後も打ち合わせなどしていたらあっという間に夜。帰路では月に照らされた富士山と湖面に映る逆さ富士を見ることができまた感動。仕事ではありますが、毎回の訪問が楽しみで仕方ありません。次回は温泉も入らねば。